稲籾を脱穀する 岩手県 2020 / 10 / 11, 14
2020/10/11に稲籾を2株の稲穂から取り除きました。 1つは開花と受粉の観察に
使用したもので、もう1つは 9/29に収穫直前に頂いた4株のうちの1つでした。
これら5株は朴ノ木沢念仏剣舞発祥地の農家が提供してくれました。 刈取後、これらを
12日間天日干ししました。 上記の稲籾除去装置は非常に古いもので、恐らく100年
以上前のものでしょう: 千歯扱き(せんばこき)と呼びます。 使用方法の例が ココに
示されています。
私は 作業台に固定するための板に これを取り付けました。 稲籾取りを隣家の娘さんに
頼みました。 彼女は 古い時代の作業衣を着ていました。 事前に稲穂以外の枝や葉を
折り曲げておいたため、彼女は稲籾を全て適切に 剥ぎ取りました。
この 剥ぎ取り稲籾から殻を取り除くのに 大きな苦労が待っていました。 2枚の板の
間に籾を挟み、これら板を相互反対方向に動かす(=摺る)と簡単に殻を取り除けます。
これは古くから行われている手法です。 昔の装置は石臼木臼で、ココに実例があります。
残念ながら、私は このような装置を取得できませんでした。* 現代では、2枚平板の
代わりに2個の円筒からなる籾摺り機を用います。 私は3つの手法を試しました:
1. 一升瓶と棒、2. 極小木臼、3. すり鉢と すりこ木。 これらは全て実用には不向き。
したがって、今回、数えられる程度に微量の玄米粒しか得られませんでした。
これを精米して白米を得るなど不可能でした。
上記2.の微小木臼(実際はプラスチック臼)だけが簡単に籾殻を除去してくれましたが、
余りにも量が少なかった。
*(2020/10/28追記) 自宅庭園に石臼上下2枚が土中に埋め込まれていました。
散策用の足受けだったのでしょう。 私はこれらを掘り起こし、高圧洗浄機で土を洗い
落としました。 これらを使って籾を摺りました。 殻は きれいに取れましたが、上石が
重く米粒が割れました。 籾との接触表面に放射状溝が掘ってあり、米粒を摺って
粉にするためのものだと思います。 残念でした。 下記ビデオには この石臼による
稲籾摺りを付け加えました。
本撮影で得た 3840x2160/60p. h264MOVと 4096x2160/60p.proresMOVの
ファイルを編集して
4分15秒長のH264/HEVCファイルを作成:
下に絵が出るまで かなり時間がかかるかも。
出なければ、mp4プレーヤーを導入してください。
↑標準規格30p: H264-722x406p30-2Mbps-85MB.MP4↑
中規格30p: HEVC-1280x720p30-5Mbps-194MB.mp4 (要 H264/265プレーヤー: 例)**
**左クリックで鑑賞不可なら、右クリックでダウンロード保存したファイルを鑑賞してください。