祭畤大橋 (まつるべおおはし)、 岩手県 一関市 2018 / 6 / 14
2018/6/14に岩手県 一関市にある祭畤大橋を観察しました。 10年前の6月14日に
マグニチュード7.2の地震が国道342号線の直下8キロメートルのところで発生しました。
その地上点から約1.5km離れたところで、川の西岸が数メートル東へ動き、東岸は動きませんでした。
そのため、旧大橋の西側の橋脚2本も数メートル移動し、橋桁が2ヶ所で折れました。 西側で折れた
橋桁部分と橋脚が保存されています。 そこに至る道路も波打ち、そのかなりの部分も保存されています。
その脇に見学用通路が作られ、だれでも この波打ち道路を見学できます。 上空から撮影した当時の
落下橋桁写真と、現在も保存されている落下橋桁の写真が岩手日報の2018/6/8日web版に
掲載されています。
上記大橋は2010年、近くに再建されました。 この新しい橋から 前記の保存橋桁を撮影しました。
該見学用通路からも撮影しました。
この撮影で得た 1920x1080/30p.mpg2MP4と 4096x2160/60p.xavcMXFのファイルを編集して
2分38秒長の
H264/HEVCファイルを作成:
下に絵が出るまで かなり時間がかかるかも。
出なければ、mp4プレーヤーを導入してください。
↑標準規格30p: H264-722x406p30-2Mbps-44MB.MP4↑
中規格30p: HEVC-1280x720p30-5Mbps-98MB.mp4 (要 H264/265プレーヤー: 例)**
**左クリックで鑑賞不可なら、右クリックでダウンロード保存したファイルを鑑賞してください。
落下した大橋の再建に関して 3つの経路が提案されたようです。 2010土木学会 発表会資料 IV-24に
記載されている図面を私が複写して編集した図を下に示します:
実際には "Cルート" 経路が採用されました。 上図で、"大規模崩落地山" の区域が
大橋の西側、つまり秋田側だけに掛かっていることが分かります。
このため、下に示す模式図に示すような橋桁落下が起こったのです。
現地の看板に描かれている旧祭畤大橋崩落模式図を写真に撮りました。 それを示すと