岩手県訪問7 2012/2/6-9
2012年2月6-9日に岩手県 陸前高田市、釜石市、大槌町、宮古市を訪問しました。 宮古市から
足を伸ばして、岩洞湖でのワカサギ釣り小屋を上から見ました。 ここが本州でもっとも寒い場所とは
知りませんでした。 早坂トンネルを通過する前は-7℃、後は-9℃と、前後で2℃も違いました。 湖の
気温はもっと低かったに違いありません。 凍結路の上に雪がかなり積もっていました。
陸前高田市では 最初にいつもの産直販売所に寄りました。 今回は 採れたてのワカメを食べさせて
いただきました。 少し復活したそうです。 大槌町では 採集はこれからだとのこと。 一升瓶のリンゴ
ジュースを2本購入して北へ車を走らせました。 このジュースは道中の飲料です。
釜石市では車の注文先に寄って、最終打ち合わせをしました。 昨年の3.11災害がなければ、
2~3年後に神奈川県で いつもの店員に注文を出していたでしょう。 この注文先を訪問するのは
昨年12月に続き2回目です。 この市の海岸沿いで2012年1月に再開した旅館に宿泊するつもり
でしたが。 当日は満杯でした。 海岸沿いの再開旅館も災害を免れたホテルも、久慈市を除いて
どこも復興事業の作業員で何ヶ月も満員の状況が 昨年9月以降続いています。 これからも変わり
ないでしょう。 ラブホテルが現在も昨年7月と同じく盛況であるかは確認しませんでした。遠野市で
いつもの銭湯に浸かりましたが、閑古鳥が鳴いていました。 昨年の秋に自衛隊が引き上げ、
さらにボランティアの減少がこの状況を招いたと、この銭湯の女将が話していました。 客が多すぎて
整理券を配ったこともあったのにと、嘆いていました。 山奥にある銭湯 (宮古市の湯ったり館) は
地元の人々で混んでいました。
大槌町ではサケマス孵化場に間借りされている事務所を訪問しました。 漁港に国費で新築した
仮設工場の一部に3月までには移る予定になっていました。 この建物の中には すでに大きな機械が
いくつか設置されていました。 海水循環装置を入れて*生け簀も作るそうです。 彼ら四人組は
法人会社を設立するとのこと。 昨年の3月11日までは、それぞれ大きな工場を持っていたそうです。
昨年12月に続き500grイクラをたくさん購入。 来る日も来る日もイクラ丼なんぞ 一生に一回あるか
ないかですね。
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*実際は循環せず、"海水を汲み上げて"。 この場所で井戸が汲み上げるのは海水とのこと。 後日確認。
2014/2追加注: この時点で淡水に変わっていたため、生鮮魚の扱いができなくなった。
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宮古市では昨年末 元の場所で復旧した酒蔵、菱屋酒造店、を訪問。 すぐ近くの酒販売店の
主に連れて行ってもらいました。 残った建屋に全国から集めた装置を入れてありました。 今年一月
ようやく千両男山を出荷。 陸前高田の酔仙酒造は建屋が完全に流され、一関市千厩町の酒蔵を
借りて復活しました。 これに比べて、復旧は遅れましたが、菱屋酒造店は少しだけ運がよかったので
しょう。 一升瓶は全国に出回っているものを再利用します。 新品を使うのは神戸灘と西宮の酒造店
だけだそうです。 上記酒店で千両男山復興一号と二号を みやげ用に2本づつ購入。 この酒販売店は
仮設で、元の店舗兼住居は津波に流されました。
撮影で得た1080p60と 720p60ビデオ・ファイル.avchdを編集して8分長の
H264/HEVCファイルを作成:
中解像度60p: HEVC-1280x720p60-2Mbps-128MB.mkv (要 DivX 又は 万能プレーヤー)**
**左クリックで鑑賞不可なら、右クリックでダウンロード保存したファイルを鑑賞してください。
標準解像度30p: H264-722x406p30-2Mbps-125MB.mp4: