岩手県を訪問 2013/4/23-24
2013/4/23-24の二日間、岩手県を訪問しました。 まず陸前高田市に入り、気仙川上流5kmの河川敷で
サクラの木を見ました。 2年前の津波直後は咲いていましたが、昨年と同様、この桜が花を付けることは
ありませんでした。 高田松原で生き残った一本松を模造した作品は未完成のままでした。 その近辺で
土盛りが始まっていました。 市街地では、NTT電話局を除いて、ほぼ全ての建物が解体されていました。
昨年は残っていた消防庁舎、体育館、マイヤ、市庁舎など消えていました。 小友地区の瓦礫はかなり減って
いました。 一部、土盛りがなされていました。 大野湾に面した広田海水浴場は立ち入り禁止のロープが
張ってありました。 今年も泳げないのでしょうか。 広田地区では、元水産高校と 広田中学校の校舎が
解体され、更地になっていました。 この中学校と海との間にあったアパート群も解体されていました。
泊漁港と慈恩寺に接して、津波に襲われた箇所も更地のままでした。
2年前、慈恩寺で避難生活を送っていた
人に聞いた話を思い出しました: ほとんどの人々が助かった;
亡くなったうちの一人は 助け出しが困難な
寝たきり女性だった; 彼女は
「年寄りの私はいいから、すぐ逃げろ」 と言い、息子 (または孫?) を逃がした。
大船渡市では、2013/4/4に一般開通した南リアス線に乗リました。 トンネルに逃げ込んで助かった1両と、
クエート政府が寄付した重油の代金で購入した3両で運行していました。 私は綾里駅で降り、綾里川と支流との
交点まで歩きました。 支流にはサケの稚魚 (らしきもの) がたくさん泳いでいました。 駅まで歩き、吉浜から
引き返してきた車両に乗り、盛駅へ戻りました。 右足に痛みがあり、びっこを引き引きの往復で、この車両の
到着までにたどり着けるか心配でした。 車両内で 「大船渡市長さんですよね」 と言われました。 似てるかな。
JR大船渡線を改造したバス高速輸送専用道は盛駅で既に完成していましたが、まだ一般道を利用していました。
3日後の2013/4/26に専用道を利用し始めたとのこと。
往復に利用した記念乗車券を下に示します:
続いて大槌町の仮設工場に立ち寄りました。 理事長が たまたま痛風に罹っており、私の膨らんだ足指を
見て、彼の湿布をくれました。 ありがたかったです。 靴に足が入らなくなるかもと言って、大きめのサンダルを
貸してくれました。 事務所では、三人のうち初期からおられた方が退職されました。 子供が小学校に上がった
ためということでした。
さらに、宮古市の仮設店舗に寄りました。 津波で壊滅した鍬ヶ崎地区の復興計画が決定されたとのこと。
中央に広い道路を通し、碁盤目状に住宅を建てるとのこと (住民の思惑で碁盤目からずれたようですが)。 防潮堤を
構築したり、一人/二人用の共同住宅建設などが先行し、個人住宅は早くても三年後になるそうです。
元々1000戸ほどあった密集家屋が300戸に減るそうです。 この仮設店舗の店主は元の場所近くに住める
ことになったが、遠くの建設予定地へ移動するはめになった住民もいるそうです。 若い住民の中には すでに
出て行った人もいるとのこと。
次の日、山田町の道の駅で土産を買い込み、大槌町で冷凍コンブ巻きサンマと冷凍メカブを購入しました。
理事長の痛風薬を二日分頂き、陸前高田へ。 いつもの直売所で一升瓶リンゴジュースを買い込み、気仙沼へ。
いつもの菓子店で土産を買い込み、横浜へ。 足の痛みが出た、忙しい旅でした。 横浜の病院で検査を受け、
昨日2013/5/2に痛風ではなく、足の膨らみは不明の炎症によるものと分かりました。
撮影で得た 1080p60.avchdファイルを編集して
14分18秒長の H264HEVCファイルを作成:
高規格60p: HEVC-1920x1080p60-3Mbps-328MB.mkv (要 DivX 又は 万能プレーヤー)**
中規格60p: HEVC-1280x720p60-3Mbps-328MB.mkv (要 DivX 又は 万能プレーヤー)**
**左クリックで鑑賞不可なら、右クリックでダウンロード保存したファイルを鑑賞してください。
標準規格30p: H264-720x406p30-2Mbps-221MB.mp4: